DreamPlanner
――― ドリームプランナー ―――


「夢ってのはDream!
 それも寝てる間に見るだけじゃねぇ!
 それはすなわち目標! 指標! 己の意志!!
 夢の基本は叶える事!!
 オレは檀上白斗ォ!
 即ち、夢作るドリィィムプランナァァ!!」

「次の時間体育だから移動。早くしなよ」
教室の中心でドリームプランナーそ叫ぶ彼についにツッコミが入った。
机の上で咆哮する彼は檀上白斗<ダンジョウハクト>。
熱血お馬鹿さん。
彼をこれ以上の言葉で表すことは出来ない。
アルプスの奥地で取れる純粋な冷水に氷を溶かし込んで雪に含ませて氷柱にしたものを
もう一度水に溶かしたような冷たさの声で突っ込みを放ったのは
このクラスで唯一彼を止める事の出来る友人だった。
「バカな!!
 今オレは熱血に熱血を重ねて自己紹介と役割紹介をしていたのに
 体育如きでその熱いオレの口上を」
熱血に熱血を重ねても暑苦しいだけだ。
「アンタの自己紹介なんてもう100年分は聞いた。
 皆知ってる。暗唱できるぐらいウザく脳裏に焼きついてる。
 いいから出ろ。暑苦しくて邪魔なんだ」
かく言う彼女も女子。
喋り方は素っ気無い。
「ぅぉい女子!! 聞け今日の目標はあるか!!
 女子の種目と言えばバトミントン!
 マラソン! バスケ! ソフト! バレー! A Tennis!
「何でテニスだけそんなに発音がいいんだ……それに人の話を聞け」
「ドリームプラン試合なら”全勝”! マラソンなら”1500走れ”!」
「だからなんで提供する目標がそんなにも妥当なんだ」
「トクベツルールで一試合10回得点に絡めばサブミッションクリアだ!!」
「ええい……いい加減に―――」
彼女は彼の横に回って大きく身体を捻った。
その先にはギリギリと握られる拳。
鉄鎚と呼ばれる75mm砲―――……拳<こぶし>。

「出てけぇえええええええええええええええ!!!!!!」

カシャーーーーーン

彼は2階の窓から放り出された―――。









改めて紹介する。
窓から放り出されていい顔で「I'll Be Back」をしているのが檀上白斗<だんじょうはくと>。
齢16。高校2年生。
自称ドリームプランナー。
他称バカ。
アレでもサッカー部のエースだった。
顔は笑みに満ちていて、何時だって自信を無くさない目をしていた。
ツンツンと立った髪をしていてしばしライオン君と呼ばれているのを目にする。

して、飛び散るガラスを見て「あ、綺麗」と口走ったのは彼を殴り飛ばした女性。
新庄加奈<しんじょうかな>
ギャグではないが信条や夢を持ち合わせないのが性格。
齢17。高校2年生。
他称・鉄鎚のカナ
無論その拳に名づけられたあだ名である。
表情は無表情に近い。氷の女王と違う意味で名づけられている。
肩より少し下までの真っ黒な髪で少し長身な少女だった。



彼女は彼にこれっぽっちも興味が無かった。
彼は彼女を含める全てに興味があった。







「加奈ちゃん! 今日もいいパンチだったよっ」
「ありがとう。もう男子は居ない?」
クラスメイトにパチパチと拍手を貰いながら彼女はガタガタと窓を直した。
常にこのクラスには窓の予備が置いてある。
何故かは聞かないで欲しい。
「今全員でていっちゃったよ」
「そうか。じゃぁドアに鍵を。着替えようみんな」
淡々とことを進めて彼女は自分のロッカーから体操服を出して着替え始めた。
彼女は視線を集めるのが嫌いだった。
いつだってあいつのせいで集まる無駄な視線が嫌だった。
でもつい先日クラスが決まってこの先2年彼と一緒のクラスになる事が決まった。
この学校は2年時のクラス替えで最後なのだ。
「檀上君っていつも面白いね」
「バカなだけだ」
「そうだねっでも、言ってる事は全部できる事なんだよね」
彼の言う事は、全部不可能ではない事だ。
身近に、努力すれば誰でも越せるようなハードルを置く。
「妥当な事しか言わない。そんな奴の何処が”ドリームプランナー”なんだ」
彼女はふんっと鼻息を荒くしてセーラー服を脱ぎ捨てた。
すでにジャージは履いており、スカートも一緒に脱ぎ捨てて自分の椅子に引っ掛けた。
「そうかなぁ? わたしはいいと思うけど」
「何故?」
「夢の提案は本当に最初にするんだよ。
 そのあと手助けに小さい目標を置いてくるの。
 ちょっとづつなんだけど、絶対に越せるハードルだから。
 それが出来たら次はもうチョット高いハードル。
 気付かないうちに皆が出来るようになって強くなっていくじゃん?
 だから強いよ? 今のサッカー部!」
そこまで聞いて加奈は今目の前で話している子がサッカー部のマネージャーだった事を思い出した。
マネージャーが強いと言うのだから強いんだろう。
そういえば決勝がどうとか聞いた気もしなくも無い。
だが自分には関係ないなと思考を括ると「ああそうなんだ」とだけ言って教室を出た。
興味が湧かなかった。


外に出ると男子がサッカーをしていた。
「イヨォし!! 今日は3点差をつけて勝つぞ!!!」
アイツを中心にクラスの男子は纏まっていた。
もちろんクラスという団結は強いようでそこまで強く無い。
クラブや祭りと違って、今は単なる授業。
「負けたほうが勝った方にジュースな!!」
『オオオオオオオオオオオオオオオ!!!』
―――だがウチのクラスは違う。
運動できない代表パソコン部の部長ですら今は敵の動きを分析する参謀として大いに役立っている。
男子の何と単純な事。
体育での勝敗は半々だと聞く。
それは両クラスあのジュースに釣られたなんとも単純な欲望から出される実力からだ。
ああ、そういえばこの2クラスは体育祭でもサッカーで1,2位を決めている。
週に二度しかない体育だけで鍛えてよくもあんなに強くなったものだ。







「―――はっ!!」
バコッッ
今日10点目を決めて加奈は地面に降り立った。
運動神経抜群。
色々なクラブから引く手数多だった。
だが彼女はどのクラブにも属さない。
所謂帰宅部だった。
帰ってアルバイトをしているわけでもないし勉強をしているわけでもなかった。
クラブをする意味が無いし、目標が見当たらなかったからだった。
「―――サブミッションクリア……か」
何となく思い出して呟いた。
手首をコキコキ鳴らして今度は次の指標があることに気付いた。
「わたしもアシスト10だよ!」
そういって加奈に笑いかけるサッカー部マネ。
「そうなんだ……佐藤さん」
別に、特に意味をもって言ったわけじゃなかった。
多分この人は佐藤さんで自分の前の席に座っている人なんだと認識している。
特に興味は無いが、彼女にとって数少ない女友達と言える。
「目指せ全勝だねっ」
「まぁ……ついで程度に」
交代で入ったチームからサーブ権を貰いボールを持ってコートの後ろに出た。
加奈が打ったボールは低い弾けるような音を出して彼女から発射された。
ボールはネットを越えた瞬間に弾道を変え、地面に叩きつけられ大きく跳ね上がった。
「……加奈……マジでバレー部に入ってよ……」
向こうのコートからそんな声が聞こえた。
「嫌。メンドイし」
返ってきたボールを構えて、それだけ言うともう一度同じようにボールを打った。

彼女は居たチームは授業中、負けることは無かった。








「何っミッションクリアだとぅ!?
 やるな新庄!! さすがだ!」
「檀上君っわたしもだよっ」
「我がサッカー部マネのサトゥーではないか!
 よしよし。よくやった! 何もでないが褒めてやろう!」
頭をくしゃくしゃと撫でられて喜んでいる佐藤さん。
ああ、髪梳かすの面倒くさそうだ。そう思っていた。














クラブをやっていない帰宅部の彼女が彼と帰りが一緒になる事は無かった。
が。
どういうことか今日は帰りが一緒だった。
同じ電車で彼は4駅、彼女は5駅。
帰りは一緒にならなくても行きが一緒になる事が多かったので良く知っている。
最も、知り合いを見つけるとすぐさま話しかけに行ける彼の気さくさがあって初めて意識できた事だが。
クラスが決まって2日目。
電車の中で彼は彼女を見つけて、
『あれっキミは新庄かなぁ?』
悪気の無い一言ではあったのだけれど。
彼女は素直に彼を殴った。



ガタガタと揺れる電車。
彼女はいつものように本を取り出して静かに読んでいた。
別に興味があるわけじゃない。
何もしないよりはましだと思ったからだ。
別にコレが参考書に変わったところでなんの違和感も無いのだ。

「時に新庄。夢はあるか」
どうして隣にこいつが座っているのか。
それが今日の非日常。
平和だった今までを返して欲しいと願ったが、今が年度初めの学力テスト前でクラブは全面禁止になっている事を思い出した。
「無い」
彼女はそれだけ言って次のページをめくった。
「ふぅん……じゃぁオレがプランしてやろう」
「いらない」
「そんな素っ気無い事言うなよ。一年からの同じクラスの仲だろっ」
「一年しか一緒に居ないじゃない」
「一年も一緒だったんだ。
 オレは知ってるぜ。新庄のすげぇ所」
なんとも気持ちの悪い奴だ。
「……ストーカー?」
席をズッと少し寄って逃げた。
「ちゃうわい。オレはクラス全員のすげぇ所知ってるぜ?
 藍川はバレー部だけど実はバスケにもすげぇ才能がある。視野が広いんだ。
 糸瀬は運動は苦手みたいだけど、手が器用で手芸とかがメチャうめぇ。
 面倒くさいから飛ばすな。
 佐藤はウチでマネージャーやってくれてるけど料理とかそういうのも上手くて、料理部の部長やってるし。
 新庄、お前、ピアノ上手いだろ」
彼女はピクッと本を読むのをやめてゆっくりと彼を見た。
何なんだこいつは。
別に得意とも好きだとも言った事の無い自分の特技に目をつけていたのか。
「オレァすげぇって思ったねあの演奏を聴いたとき。
 なっ! ピアニスト目指しちゃえよ!」
「……はぁ……簡単に言っちゃって……。
 ピアニストになれるのが目指している子の何分の一だと思ってる?」
「シラネ!」
ニカーっと彼は白い歯を見せて爽快に笑った。
「……無責任」
「オレは出来そうな奴にしか言わないんだよっ! オレが言ってんだ!
 出来るに決まってるっ!」
「どっからその自信が湧いてんの……」
「こっから」
そういって自分の脳みそを指差してみせる」
「確かに湧いてそう……」
「? なんでそんな可哀想な目でオレを見るんだ?」
キョトンとして目で彼は彼女を見返していた。
可哀想な奴……そう思って彼女は小さく溜息を付くとまた本に視線を戻した。

興味が無くなったからだ。


「オイ。オレの目は節穴じゃないしオレの耳は飾りじゃない。
 頭はどうかしてるってよく言われるが、悪いわけじゃない」
彼はいじけたように席にふんぞり返る。
性格は前向き。モットーは当たって砕けろ。毒くわらば皿まで。
無駄に明るいその性格は皆に良く言われてる。
だがどうしても彼女はそれが気に食わないと思った。
彼が限界まで真っ直ぐな人間なら彼女は限界まで捻くれた人間だった。

「オレは知ってんだ。
 1年の冬んとき、音楽室でピアノ弾いてたのお前だろ?
 ウチの学校吹奏楽部はあるけどピアノ弾ける奴は居なかった。
 軽音部もあるけどそっちにも居ない」

「……へぇ……でも音楽系じゃなくても弾ける子はいっぱい居ると思うけど」
「もちろん。その為に学校中聞きまわった」
「……バカじゃない?」
「え、何今更?」
「…………」
もう言われるのがむしろ当たり前のように受け止めた。
言葉を失って絶句する彼女。
ガタゴトと自分達を運ぶ音を数秒聞いて溜息を吐いた。
「……で?」
「で? とは?」
「何かアタシにやらせたいの?」
「ピアノやろうぜ! あんなに上手いのに勿体無いし!
 目指せコンクールだな!」
「……コンクール……ねぇ……」
「何だ。ダメかコンクール」

「……アタシ、昔ピアノやってて今でもたまに弾くんだけど、昔から伸びない」

昔々。
まだ夢って奴が見えかけていた時代。
その記憶は白黒で、鮮明に写るのはピアノの鍵盤だけだ。
つやつやしてて、指で押すと音が出る。
そんな単純なカラクリ。
でも、それがとても素晴らしい感動を与えてくれる事を知っていた。
アタシが尊敬したのはコンクールにも入賞できないただのピアノの先生の曲。
でも、コンクールに入賞するどんな曲よりも、そのときの感動は勝る事は無かった。


「アタシの曲には、感情がないんだって。機械的過ぎて、つまんないよ」

そういわれた。
尊敬していた、自分の先生に。
その瞬間、全部がダメになった気がした。
アタシには出来ない。
無理になった。
「いやぁ、オレにはちゃんと聞こえたぞ。
 泣きそうで、迷ってて。

 でも、なんとかしようって、色々試してた」

―――っ
なんで、こいつ、そんなことを……っ
「オレすげぇって思った!

 ピアノってあんなに感情があるんだなって!」

そんなに純粋に言われると、恥ずかしいのはアタシじゃないか……っっ!
「だ、だから―――」
自分の弾いている曲には、無いって―――。
どうしても、先生みたいな音が出なくて―――。
アタシには、才能無いってもうとっくの昔に諦めたのに……!

「新庄、ピアノやれよ。今度はちゃんと聞いてみたいし。
 ドリームプラン”コンクール入賞”でどうよ」
ニカッといつものように無邪気に笑う。
「―――……いや、だから―――」
何と応えればこのバカに通用するだろう。
色々思考をめぐらせていると、少し強めの揺れに体が傾いた。
―――駅に着いたようだ。
「あ、やべっおりねーとっっじゃなっっ!」
「あっ」
そいつはホント言うだけ言って、スッタカ電車を降りた。
なんという無責任。
なんという放任。
いつもそうだ。
ハードル仕掛けて逃げる。
飛び越せるか飛び越せないかは自分次第だと。
……
……
別に、アイツの言う事は気にならない。
……
……
興味が……
……
……
少し……
……
……
今度、弾いてみようか、と思ってしまった。
……
……
コレは、アタシの負けなんだろうか……?



























新庄加奈<しんじょうかな>
決してアタシの名前の後ろにハテナはつけるな。
それだけは何人たりとも許さん。
「ね〜ぇカナカナ〜」
……
……
……
「カナカナってなんだ」

アタシは佐藤さんを振り返った。
今日は掃除当番が一緒で放課後の音楽室を掃除している。
もう殆ど終わりかけ。
クラブをやっている人には先に行って貰った。
どうせアタシは暇だからやっとくと。
佐藤さんもクラブに行けばいいのに残ってくれている。
まぁありがたいことではあるのだけれど。
「えっ? 新庄、加奈でしょ? だからカナカナ〜」
「そういう名前の蝉居なかった?」
「ヒグラシがそうだっけ? でもカナカナかわいいよ」
「どんなセンスだ……苦しいからせめて呼び捨ててくれ」
「うん。分かったよカナカナ〜」
「……佐藤さん? お名前は?」
「佐藤遊美奈<さとうゆみな>だよ」
「さぁ選んで。
 ユミユミと
 ミナミナと
 ユミナユミナ」
どうだこの微妙でありえる選択肢!
ユミユミとミナミナじゃ名前を間違えられる!
ユミナユミナは語呂が悪い!
「じゃぁ間を取って
 ミミミミでいいよぉ!」
「選択肢に無いよ! それで満足なのかっ!」
そうくるかっっ!
しかもどの間を取ったらミミミミなんだっ!
ダメだ突っ込みどころがありすぎて突っ込みきれない……!
何となく悔しくて黒板けしを床にたたきつけた。
白い粉が舞って、掃除する場所が増えた。
アタシは溜息を吐いてその場所を箒で掃きなおして塵取りで粉を取り、濡れた雑巾で綺麗に拭きなおした。
「……カナカナってーA型だよねー」
「うん。B型だ」
「あっやっぱりそうなんだっ! それでそんなに拘り派なんだね!」
「いや、今ユミナはA型って言ったし……」
話があっているような合っていない様な……。
大体B型って言ったら大雑把とか協調性無いとか個性派とか……。
まぁ大概合ってるんだけど、アタシは几帳面な性格なのだ。
「ユミナは……ABっぽいね」
「えっ何で知ってるの!?」
驚いた、と言う顔でアタシを見る。
なんか二重人格っぽいよね。とは言えなかった。
だから何となく。とだけ言っておいた。

「それじゃ、わたしも部活行って来るね」
「うん。後はアタシがやっとくから」
「ごめんね。お願いっじゃー」
「うん。バイバイ」



やっと、一人になった。
音楽室の掃除当番。
そんな日にしか、放課後この教室は開いていない。
吹奏楽はもっと大きい部屋を使っていて、ちゃんと部室があるのだ。
だから、ピアノがあるこの部屋はいつも空いている。
でも、先生に鍵を借りるのも億劫で、アタシは前もたまたま掃除当番だった機会を利用した。

キンッ―――……

小さく高い音がなった。
グランドピアノの端。
―――久しぶりだ。この鍵盤の重さも、久しく触れば少し突っかかりを感じた。
どうすればあの音が出るのか。
頑張って
頑張って頑張った時期がある。
どうしても、アタシには出せなかった。
―――何なんだろう、あの差は。
冷たいと言われる、アタシの音楽は。
なんだったんだろうあの日々は。

―――意味、無いじゃん……

悔しくて、何度も何度も弾きなおした。練習した。
でも、何回やっても―――同じ言葉が返ってきた。
ピアノへの情熱が冷めるに連れてアタシの中の全てが冷めていった。

そして―――高校に入る前に、ついにピアノを止めた―――。


椅子に座って深呼吸。
鍵盤に手を置いて心臓の音を聞いた。
外からは吹奏楽の練習するまちまちな音。
運動部の声。
談笑。
車の音。
様々だった。
雑音だ。

『イメージして。これから貴女は貴女だけの空間を作るの』

懐かしい声が聞こえた。
あまり聞きたくは無かったのだけれど―――。
昔の先生の声。
『作るのはまずピアノと、貴女と、音だけの世界。
 真っ黒でいいの』
アタシは眼を閉じて鍵盤の感触だけを感じた。
そして―――
ゆっくり、一音一音確かめるように、押していく。
『―――それから、曲の一つ一つを想像して
 ―――世界を作るの』

―――ポロン―――
アタシの指が動き始めた。
楽譜を読み辿る指。
もう一度アタシはピアノを弾き出したのだ。

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